【極秘開催】転職者のためのキャリアモデリング講座(クラスメソッド課外授業番外編)

【極秘開催】転職者のためのキャリアモデリング講座(クラスメソッド課外授業番外編)

Clock Icon2013.01.11

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ちょっと試験的なイベントですが(いつも試験的だろというツッコミはおいといて)、「【極秘開催】転職者のためのキャリアモデリング講座(クラスメソッド課外授業番外編)」という勉強会を開催します。

【極秘開催】転職者のためのキャリアモデリング講座(クラスメソッド課外授業番外編)
http://careermodeling.doorkeeper.jp/events/2375

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極秘開催なのに告知をするのも何ですが、補足としては「誰が参加したのか」については一切非公開とします。したがって勉強会のレポートも後日公開されることはありません。このあたりは普段開催されているクラスメソッドの勉強会とは異なります。

ちなみにこんな方にオススメです。
・転職を考えている
・セルフマーケティングを学びたい
・ビジネスモデルキャンバス/パーソナルキャンバスの描き方を学びたい

さて、ここからはこの勉強会開催にあたり私が考えたことや背景をご説明します(※1)。

  • 転職市場は顔が見えない

求人情報や求職者情報はネット上で数多く飛び交っていますが、実際のところどんな企業/職場であり、どういった志向の人であるのかが非常に分かりにくいです(※2)。
もちろんブログやWebサイト、コミュニティ活動等を通じて情報発信に力を入れている企業もありますし、セルフマーケティングに力を入れている技術者も多くいます。しかし多く存在している以上、お互いの目に留まるくらいこそこ目立つには相当な努力が必要になります。そして、目立っているから良い職場、良い人とは限らず、実際にやりとりをしてみたら「なんか合わない」ということも発生するでしょう。それはお互いに不幸なケースになるので、双方多くの企業を調べたり数多くの面接を行ったりするのだと思います。

  • 転職コストが高すぎる

そういった状況もあって転職サイトに情報を登録してエージェントを介して転職活動をするケースが多いのだと思いますが、その場合は企業側がエージェントに対価を支払う必要があります。その対価は決して安くなく、それらを鑑みて採用をするので企業側は過剰なまでに慎重になります。もちろん、転職者にとっても自分の人生がかかっているわけですから慎重です。
お互いに慎重になっているため、転職者は多くの企業を調べて比較検討するでしょうし、企業側も多くの面接を行います。仕事しながらの転職活動が大変なのは多くの人の体験談からもわかりますし、企業にとっても採用にかかる人的コストは決して安くはありません。

  • 転職リスクが高すぎる

転職はそれまでの職場を去って新たな職場に就くわけで、当然多くのものを失います。それまでの職場で培ったキャリアは手放すことになりますし、築いてきた人間関係も新たな職場で作り直しです。
それでも転職をするのは遠くない将来の目標に向かってキャリアアップが目的になっているのではないでしょうか。しかし、年収や手がける技術が希望にマッチするからといってキャリアアップに繋がるとは限りません。転職前と同じ技術を転職先でも延々と手がけることだってありえます。技術はどんなに良いものであっても緩やかに市場価値を落とし続けます。むしろ良い技術であればあるほど、参入する人も企業も増えるので陳腐化していきます(先行者利益や稀少性は確実に減ります)(※3)。
この状況を打開するには「継続的学習」が必要になりますが、採用に過剰なコストが掛かっている場合は、できるかどうかもわからない仕事を振る(企業にとってのリスクテイク)よりは「できることだけやればいい」という状況(企業にとってのリスクヘッジ)を生みがちです。それまでの職場を去るというリスクを取ったにも関わらず、キャリアアップのきっかけにもならなければそれは単なる損失です。

これらの
・転職市場は顔が見えない
・転職コストが高すぎる
・転職リスクが高すぎる
といった課題が発生する背景は2つあるかと思います。

1. 転職者と企業が直接的なやりとりができる場が少ない

技術勉強会や各種コミュニティはすごく盛り上がっていて技術者同士の繋がりは活発になってます。しかし、そこには技術者の活躍の場(の1つ)である企業が上手く関われていないのではないのかと思います。これはちょっともどかしいので、今回の勉強会はその状況を少しだけ改善することを狙っています。

2. お互いの求めていることが本当のところでよくわかっていない

ここからが、このエントリーで一番言いたいことでもあるのですが、人と企業がお互いWinWinになるには「企業の強みを更に強化するか、新たな強みを作るか」という関係になることがてっとり早い方法です。強みを活かして誰かの役に立つことで対価を得ることがビジネスの基本であり、その関係がより良くなり(例えば企業は儲かり、そこに所属する人は給料が増える)続ける状態がWinWinです。しかし言うは易く行なうは難し。どうすればそうなるのでしょうか。

・ビジネスモデルキャンバスとパーソナルキャンバスを描く!

まず組織のビジネスモデルと自分のビジネスモデルを理解するところからが始まりです。そもそもビジネスモデルって何でしょうか? 簡単に説明すると「組織はどのように価値を生み出して、顧客に届けるのかを論理的に記述したもの」です。そう考えれば、例えば自分が所属する組織のビジネスモデルぐらい誰でもわかっていそうなものですが、意外と理解できていなかったりそもそもの価値の定義が正確でなかったりします(※3)。
そのあたりの分析を手軽に行うツールとして、ビジネスモデルキャンバスとパーソナルキャンバスはとてもオススメです。キャンバスを描くことの本質はコミュニケーションをとりやすくすることにあります。転職/採用の関係では、お互いが何を求めていたり期待していたりするのかを明確にし、それを元にコミュニケーションがとれることが目的です。

以前のエントリーでも書きましたが、自分のキャリア形成にあたって綿密な計画を立ててその通りに進めることは非常に困難です。5年・10年後にどういったビジネス・技術・言語・プラットフォームが普及しているかを正確に予測することは難しいので当然です。しかし、現在のキャリアを可視化することは誰にでもできます。

そんなわけで、まずは自分自身の棚卸も兼ねてパーソナルキャンバスを描いてみるのはいいんじゃないかと思う次第です。

参照リンク
「ビジネスモデルYOU(書籍)」http://books.shoeisha.co.jp/book/b94967.html
「ビジネスモデルジェネレーション(書籍)」http://books.shoeisha.co.jp/book/b101810.html
「キャリアプランは時代遅れ!?パーソナルビジネスモデルのススメ」https://dev.classmethod.jp/etc/businessmodelyou20121213/

--------------------------------おしらせ--------------------------------
【2/7(木)】
「ワークライフバランスフェスタ東京2013」
http://www.wlb-festa.metro.tokyo.jp/
日時 2013年2月7日(木)10:00〜17:00
場所 東京国際フォーラム 展示ホール2

クラスメソッドでブースを出展します。ブースではパーソナルキャンバスを使ったキャリア診断?のようなものを行う予定なので、ご興味のある方は是非、ご来場下さい。

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